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耐震等級とは?
こんにちは☀
残り2週間で4月も終わりですね。
最近、入社式や入学式で「おめでとうございます!!」と、
言っていた気がするのに早いですね(-_-;)
20歳過ぎてくらいからか、時間が経つのがめちゃくちゃ早く感じます…。
小さいときはまだ〇月か~と遅く感じていたのを思い出します(笑)
さて今回は、耐震等級についてお話していこうと思います。
最近地震が増えてきていますよね…💦
地震で家が倒れないように、強い家を建てるのは大切なことです!
でも、「何が必要なのか」「どうやって選べばいいのか」など疑問もたくさんありますよね。
そこで、簡単ではありますが耐震性や基準などについてまとめていきます💨
耐震等級とは
耐震等級とは、建物の耐震性能を表す指標です。地震に対する建物の倒壊・損傷のしにくさを基準に、耐震等級1~3の3つに分けられています。等級の数字が大きいほど耐震性能が高いことを表しています。
耐震等級1~3に違い
☆耐震等級1
耐震等級1は、等級の中で一番低いランクの等級になります。震度6~7の地震にも1度は耐えられる耐震性です。ただし、即時倒壊や崩壊はしないものの、そのあと大規模な修繕や住み替えが必要になると言われています。
☆耐震等級2
耐震等級2は、耐震等級1の1.25倍の耐震性があると言われている建物です。震度6~7の地震にも耐えられる耐震性があり、そのあとも一分の補修を行えば生活ができる可能性高いと言われています。
☆耐震等級3
耐震等級3は、等級の中でも一番上のランクになります。耐震等級1と比べて1.5倍の耐震性があり、震度6~7の地震にも耐えられます。またそのあとも、一部の軽微な修繕のみで暮らせると想定されていて、高い耐震性を備えています。
引用:不動産SHOPナカジツ
耐震等級の「地震保険」の控除
耐震等級を取得した場合、地震保険の控除を受けることができます。
割引率は以下のように等級に応じて異なります。
耐震等級1 | 耐震等級2 | 耐震等級3 |
10% | 30% | 50% |
”免震”と”制震”の違い
免震と制震は、耐震とは違う方向から建物を守ろうとします。
免震とは
地震の揺れを受け流します。建物と基礎との間に免震装置を設置し、地盤と切り離すことで建物に地震の揺れを直接伝えない構造のことをいいます。
制震とは
地震の揺れを吸収します。建物内部にオモリやダンパーなどの「制震部材」を組み込み、地震の揺れを吸収する構造のことをいいます。
耐震とは
地震の揺れに耐えます。現在大半の住宅で採用されている耐震工法は、地震に対しては「建物が倒壊せず、住人が避難できること」を前提に建物の強度で、揺れに耐える構造のことをいいます。
耐震等級3”相当”とは
耐震等級3と耐震等級3相当とは別のものです。耐震等級3相当とは、耐震等級3に相当する性能はあるが住宅性能評価機関への申請をしておらず、正式な認定を受けていない建物のことをいいます。正式な認定を受けていないため、専門機関による評価や証明書がありません。そのため上記にもあります、地震保険の控除を受けることはできません。
耐震等級を決める要素
1、建物の重さ
建物は重くなればなるほど地震の時、壁に伝わる負荷が高くなります。特に建物全体を重くする瓦屋根は耐震性が低くなる素材と言われています。
2、耐力壁
耐力壁とは、家の重さを支え地震や台風などの横からの力に耐える役目を果たします。耐力壁の数が多いほど、地震発生時にも住宅全体をしっかり支えることができます。
3、耐力壁の配置バランス
耐力壁をバランスよく設置して家全体が支えられている状態にしなくてはいけません。地震発生時に耐力壁の設置位置のバランスが悪いと、耐力壁の少ない方に負担がかかってしまいます。
4、床の剛性
床の剛性も高めることによって、地震発生時のねじれを防ぐこともできます。床の強さが不足していれば、壁や柱に十分な強度があっても地震から守ることはできません。
耐震等級3を取得するメリット
1、地震に強い家になる
耐震等級3を取得することで、震度7程度の地震に対しても倒壊や崩壊を防ぐことができて、大きな地震に被災しても軽い補修程度で住み続けられます。
2、地震保険の割引が受けられる
耐震等級3を取得をすることによって、地震保険の割引を受けることが出来ます。1~3で割引率が違うため確認が必要です。
✅耐震等級3:50%
✅耐震等級2:30%
✅耐震等級1:10%
耐震等級3の建物は、地震による被害を受けにくいため、地震保険の支払リスクが低いと判断されているためです。
3、住宅ローンの優遇
耐震等級3を取得することで、住宅ローンの優遇措置を受けられます。特に、フラット35を利用する際には、「フラット35Sの金利Aプラン」を選択することができます。このプランは、初めの10年間は通常の金利から0.25%の引き下げが適用されます。
耐震等級3を取得するデメリット
1、間取りが制限される
建物の耐震性を向上させるためには、柱や壁の強化が必要になります。建物が地震に対して強固な構造を持つようになる反面、間取りに一定の制約が生じる可能性があります。
2、取得の申請に費用がかかる
耐震等級の認定を受けるためには、国土交通大臣の認可を受けた第三者評価機関で住宅の性能を評価してもらう必要があります。その申請に25~30万程度かかると言われています。
3、建築コストがかかる
耐震等級3を取得するには、家全体のグレードをよくする必要があります。そのため、強固な構造や耐震材料を使用するため約100万以上の費用がかかる場合もあります。
耐震等級を高くするポイント
1、適切な基礎設計
建物の安定性を確保するために、地盤の調査や地震時のことを考えた基礎設計が必要になります。地震時の揺れに対して建物を安定させるための基礎の形状や強度をしっかり検討しましょう。
2、構造設計
構造設計は建物の耐震性能に大きく影響をします。適切な構造システムの選択や強度計算、地震力に対する耐久性について考え慎重に行いましょう。
3、建物を軽くする
建物の重さが軽い方が、耐震性は高くなります。建物が重いと、地震が起こったときに揺れ幅は大きくなるため、建物へのダメージも大きくなります。
4、維持管理の徹底
耐震性能は建物の経年劣化やメンテナンス状況にも関係してきます。定期的な点検・補修やメンテナンスを行い、耐震性を長期にわたって保つことが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最近地震も多くて心配になりますよね💦
地震で家が崩壊・倒壊しないように強い家づくりをしていただきたいです!!
耐震等級3を取得していますと、消防署や警察署などの防災拠点となる建物と同等の
強さとなります✊
家づくりのプロとしっかりお話をして、進めていき決めるのがベストですね(^^♪
わからないことや聞きたいことなどがありましたら、何でもお気軽に庄南工業へご相談ください😊
また、弊社は耐震診断もやっていますので気になる方はお問合せください!
住まい手サポーターにも登録をさせていただいております✌
※耐震診断とは
既存の建築物で旧耐震基準で設計され耐震性能を保有していない建物を、現行の構造基準(新耐震基準)で耐震性の有無を確認することです。また、新耐震基準で建てられた建物においても劣化等が懸念される場合は耐震診断をされることをおすすめしています。
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