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断熱材はどんな種類がある?
こんにちは☀
愛知県尾張旭市で注文住宅、規格住宅を手がける庄南工業です!
気温がぐんと下がり昨日は寝る前少しだけ暖房を入れてしまいました💦
電気代ガス代が高くなっているため節約しないといけないのに、
我慢できず電気ストーブまで…。
厚着をして少しでも節約できるように頑張ります(笑)
さて今回は、断熱材についてお話していこうと思います。
断熱材は色々な種類があって、どれがいいのかわからないですよね💦
でもその断熱材によって暖かさが違うので重要です!!
それではメリットやデメリット、種類などについて簡単にまとめて行きます💨
吹付断熱とは
吹付断熱とは、断熱材を霧状に吹き付けて発泡体をつくって、家の断熱性を高める工法のことです。グラスウールなど繊維系の断熱材も断熱効果を持っていますが、大きな違いは繊維系断熱材の場合、壁面に隙間なく断熱材を施工することが難しいのに対して、発泡断熱の場合は隙間なく断熱材を施工することができます。
グラスウールとは
グラスウールの原料はガラスです。個体のガラスを高温で溶かして、遠心力を利用して細かい繊維状に加工した後、成形したものでその形状がウール素材の様に見えることから「グラスウール」と呼ばれるようになったそうです。熱の伝わりやすさは素材によって異なります。身近にある物質のなかでもっとも熱を伝えにくいとされるのが空気です。グラスウールは、ガラス繊維が複雑に絡み合って無数の空気層を形成して熱を伝えにくい空気を固定することで、断熱性能を発揮する構造になります。
吹付断熱の特徴
1、環境に優しい
フロンガスを使用せず水を使用して発砲させる断熱材があり、湿気の侵入を抑えられます。環境に優しく、家を長く使用することができる特徴があります。
2、公共施設に採用されるほど信頼性が高い
公共施設に使われて、施設内の快適性を保つ役割を断熱材が果たしています。
3、現場で吹付が直接できる
住宅の各部位に断熱材を吹き付ける工事が現場でできます。現場の壁の形状に合わせられるので、隙間がなく気密性を保った作業が行えます。
吹付断熱のメリット
1、断熱性を維持できる
断熱材を家の各部位に隙間なく吹き付けることで気密性を高めて断熱性を維持することができます。特に発砲ウレタン素材の断熱材を使えば、隙間ができにくい施工になります。細かい気泡構造により、夏の暑さと冬の冷たい外気を防げます。エアコンに負担がかかりにくく、光熱費を抑えられます。
2、外的要因で剥がれ落ちにくい
接着力が高くて、壁に吹き付けた後もズレが生じにくいので断熱性を保つことができます。断熱材によって柔軟性が異なり、地震で家が動いても剥がれ落ちる不安がありません。湿気を防ぎ、結露を抑えられるので建物自体の耐久性を維持します。
3、健康への悪影響が少ない
結露の発生を防いでカビやダニの発生を抑えます。アレルギーにつながる「ホルムアルデヒド」が生じず、健康への悪影響がほとんとありません。また、住宅内の温度差を少なくして冬場の「ヒートショック」による事故を防ぐことができます。
※ホルムアルデヒドとは
ヒトの粘膜を刺激するため、目がチカチカしたり涙が出る、鼻水が出る、喉の渇きや痛みなど、シックハウス症候群の原因となる化学物質のことです。
吹付断熱のデメリット
1、シロアリ対策をしなければならない
ガスを入れて発泡させた断熱材は、シロアリに弱いデメリットがあります。外断熱を施した住宅の断熱材を破って侵入して、ダメージを与えた例があります。よって、防あり対策を施している断熱材を選択する必要があります。
2、値段が高い
吹付の断熱材は値段が高い難点があります。発砲ウレタンの場合は、安価なボード式断熱材であるグラスウールとは価格が3倍も違います。
3、湿気対策を行わなければいけない
「内断熱」「外断熱」問わず、湿気の対策をしなければなりません。内断熱とは、壁の内側に断熱材を施工する方法のことで、外断熱は壁の外側に断熱材を施工します。隙間が少しでも生じてしまうと、水が溜まって結露してしまいます。カビが発生して、家の寿命に影響を及ぼしてしまうので注意が必要です。
吹付断熱の種類
1、軟質ウレタン
軟質ウレタンは、柔らかい断熱材です。また硬質ウレタンと比較して、圧倒的に軟くて軽いです。原料に水を混ぜているので100倍発砲などと言われることもあります。100倍発砲とはスプレー発砲した原料が100倍に発砲することからそのように言われるようになりました。気泡が連続して柔らかく、復元性がありスポンジに似た感じで空気や水を通りやすい特徴があります。アクアフォームやアイシネンなどは軟質ウレタンになります。
2、硬質ウレタン
硬い断熱材です。軟質ウレタンと比較をすると硬く重いです。硬質ウレタンは30倍発砲と言われることがあり、フロン・ノンフロン等でも断熱性能に若干の差がありますが、フロンの方が断熱性能はいいみたいです。また気泡が独立していて硬く、復元性がないものなので、湿気に強くて空気を通さないので断熱材に向いています。アキレスやダルトホームなどは硬質ウレタンになります。
グラスウールのメリット
1、優れたコストパフォーマンス
グラスウールは高い断熱性能を低コストで実現できる断熱材になります。グラスウールよりも断熱性能が高い断熱材として「フェノールフォーム」などがありますが、非常にコストが高いのが難点です。同じ断熱性能を発揮するのに必要なコストは、グラスウールは外の断熱材の半分前後と言われています。
2、経年劣化があまりない
ガラスは高い耐久性を持ち、経年による劣化がが少ない素材になります。発砲ポリスチレンなどの発砲プラスチック系断熱材はいわゆる「プラスチック」で出来ており高温多湿状態で変形する可能性がありますが、グラスウールは変形したり断熱性能が下がったりはしにくいです。
3、燃えにくい
グラスウールの原料のガラスは不燃性の素材です。万が一家事が起こってしまっても有毒なガスなどを発生しません。隣家で火災が起こって家の壁が数百度まで熱せられたとしても、不燃性のグラスウールなら延焼を防いでくれます。
4、加工しやすい
グラスウールは綿状で曲げたり裁断したりしやすく、加工が容易な素材になります。施工箇所の形状に合わせて様々な加工ができるため、住宅構造に合わせて柔軟に用いることができます。
5、体に優しい
グラスウールは国際がん研究機関(IARC)により、発がん性リスクが低いということが証明されています。
グラスウールのデメリット
1、水に弱い
グラスウールは繊維の間に空気を含むことで、熱を伝えにくくします。水にぬれたり湿気を含んだりしてしまうと、断熱性能を発揮することができません。そのため、グラスウールは袋詰めや防水シートなどを用いて、湿気の影響を受けないように施工されます。グラスウールは内部結露がひどいという話を聞いたことがあるかもしれませんが、この原因の大半は施工不良になります。断熱材に隙間ができたり、吸湿シートが施されえちなかったりといった誤った施工方法によって結露が生じやすくなります。
2、施工に精度が必要
グラスウールは壁の中に充填して使われることが多くて、隙間なく詰め込む施工技術が必要になります。押し込みすぎたり柱や壁との間に隙間が出てきてしまったりすると、その分断熱性能は下がってしまいます。ただしグラスウールは柔軟性のある素材のため、枠に合わせてぴったり施工されていれば、地震の揺れや経年によって家に多少のゆがみが出てきても隙間が生じにくいです。
断熱材の種類
1、繊維系断熱材(グラスウール)
グラスウールは日本の断熱の8割を占めています。建売住宅など安価に仕上げるにはこちらを使う事が多いようです。施工の仕方によりすき間ができてしまい、施工業者により技術差が表れやすく、場合によってはあまり断熱ができていないということもあるので注意が必要です。
2、天然素材系断熱材
ほとんどありませんが、羊毛などで断熱をする場合があります。あまりきいたことはないですが、かなりのコストがかかってしまうようです。
3、発砲プラスチック系断熱材(吹付断熱)
吹付断熱は薬品を混ぜて発泡させて断熱材としてするため、隙間ができにくくて断熱に優れています。
グラスウールと吹付断熱の比較
✅同じ厚みで比較をすると、一見吹付断熱の方が高い断熱性が得られるように見えます。しかし断熱性能は、素材やグレード、厚みなどによって異なるため一概にどちらが優れているとは言えません。
✅吹付断熱のほうが耐水性・耐湿性が高いです。
✅施工費用はグラスウールの方が安く抑えることができます。
✅グラスウールは綿状の断熱材を敷き詰める施工に対して、吹付断熱は建築現場で直接断熱材を吹き付ける施工方法になります。高い断熱性能を実現するためには、どちらも確実な施工が必要になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
断熱材でも、水に弱い!火に強い!といって、
それぞれ特徴がありましたね\(-o-)/
どのような断熱材を使用したいかは、お客さま次第です😊
何に強くてどのような特徴のものがいいのか、
メリットデメリットなどを見て後悔しないお家づくりをしてほしいです!!
わからないことや不安なこと、聞きたいことなどがありましたら何でもお気軽に庄南工業へご相談ください🎶
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